■IDOメールマガジン■<2013.04.11.No.25>

NPOアジア金型産業フォーラム◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

■2013年04月例会 「第88回・金型産業未来塾」■

 中国・広東省で見る最近の中国金型産業の動向
   〜日系金型技術者の分析とその評価・展望とは〜

                (株)エイジェイ 社長 北澤 博之

  2013年中国の自動車販売予想台数が2000万台を越え、連続世界1を保持しょうとしています。また、新しい習近平政権が誕生し、その発展が継 続するのかどうかが問われています。中国の経済発展もGDPも7.5%を設定し動き出したました。
 中国の金型産業も2011年の売上高1兆6千億円(1240億元)の実績を上げています。また、今年の6月18日に開催される上海金型展ではテーマが「自動車金型と設備専門展」となっています。
 今回、 (株)エイジェイ・北澤博之社長に長く広東省の金型企業で働き、昨年広東省シンセン市で、新しいプラスチック金型企業を立ち上げられたご経験を通して、中国の金型産業の現状とその変化、今後の展望についてお話を伺います。
 
★日 時 平成25年4月26日(金)18時〜20時
★会 場 日本工業大学神田キャンパス 
      http://mot.nit.ac.jp/images/submenu/accessTable01.gif
★申込はこちらへ 
      ・ http://www.npo-admf.org/
      ・メール info@npo-admf.org
        (1)氏名 (2)社名/所属 (3)電話/FAX (4)e-mail
★定 員 50名
★参加費 1000円 会員は無料(当日・入会即無料となり、お得です)
NPOアジア金型産業フォーラム◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

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 ご友人にも転送ください。リンクフリーです」
〔過去のIDOメールマガジンhttp://d.hatena.ne.jp/kappaketsu/archive/ 〕
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 ■★IDOメールマガジン本号目次★■ 
   

      経済産業省
 
      「新素形材産業ビジョン」策定公表
        〜我が国のものづくりを支える素形材産業、
               今後の目指すべき方向性を考える〜

                  
       
          ★☆・・情報ファイル・・☆★

■1)経済産業省 素形材産業室
   「新素形材産業ビジョン」セミナー開催(東京・大阪)
 〜我が国のものづくりを支える素形材産業、今後の目指すべき方向性を考える〜
      
■2)国土交通省
 (リコール)
  平成23年度自動車のリコール届出内容の分析結果

■3)インクス
   社名「SOLIZE株式会社」に変更

■4)日本金型工業会
   『INTERMOLD2013/金型展2013/金属プレス加工技術展2013』
       ★ 各種併催事業 ★

  
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 経済産業省

「新素形材産業ビジョン」策定
   〜我が国のものづくりを支える素形材産業、
          今後の目指すべき方向性を考える〜

☆新素形材産業ビジョン 要旨

第1章 素形材産業の位置付け
 1.素形材産業を取り巻く外部環境の変化
 少子高齢化という社会構造変化によって、内需は成熟化し、労働力資源は希少化が進展。また、国内でのものづくりが国外と比較して割高に。他方、アジア等の新興国は安価な労働力やインフラを活用した生産拠点から、急速な経済発展に伴う大きな需要地(市場)として存在感を高めている。

 2.素形材産業の現状と課題
 素形材産業は、自動車メーカーなどのユーザー企業の海外生産(現地調達)が急速に進展し、国内需要は縮小。加えて、韓国等の新興国企業からの輸入も着実に増加。内需の縮小にもかかわらず、素形材企業の再編・集約が進まず、過度なコスト競争によって、業界全体が低収益構造になりつつある。また、自動車産業に多くを依存し、下請け体質で脆弱な中小企業が多い。

第2章 素形材産業が目指すべき方向性
 1.世界で勝てる技術力を持つ
  *中小企業の多い素形材企業の競争力の源泉は技術力。絶えず技術革新を続け、技術力で差別化することで、グローバル競争を勝ち抜く。
  *技能に偏重したものづくりから、IT(情報技術)等を積極的に活用した、技術に立脚したものづくりに変革する。
 *技術は自らを差別化する素形材企業の「魂」。技術流出対策を徹底し、技術情報の管理体制を整備する。

 2.仕事の幅を広げて、付加価値を高める
  *単工程の下請企業形態から脱するため、前工程や後工程を内製化していくことで、 自らができる仕事の幅を広げ、生み出す付加価値を高めていく。また、対応できる仕事の幅を広げることによって、素形材企業のユーザー企業に対する提案力や営業力などの向上を目指す。
  *素形材産業は自動車産業に多くを依存。今後も自動車産業は極めて重要なユーザー産業であるが、航空宇宙分野、医療機器分野、環境エネルギー分野など素形材部品を使う他の産業分野に対しても新たな需要の獲得を行う。

3.魅力的なものづくりの現場で魅力的な人材を育てる
 *素形材産業において優秀な人材を確保するためには、まずは職場環境を整備することが重要。3K とされる工程は徹底的に自動化・省人化することによって、女性を含めた幅広い人材を確保・育成する。
 *素形材分野のエンジニア人材や技能者人材を育成するためには、OJT のみならず、 企業外部の人材育成リソース(産学共同の技術開発を通じた人材育成、業界全体の人材育成プログラム、国家技能検定制度等)を活用する。
 *営業人材やマネジメント人材の確保・育成も不可欠。即戦力として、大企業OBや外国人等の活用も重要。

4.健全な取引慣行で強靱なサプライチェーンを作る
 *健全な取引慣行の確保は、これが資源の最適配分を実現し、我が国素形材産業の健全な発展と競争力の強化に貢献し、強靭なサプライチェーンを構築する上で極めて重要であることを、ユーザー企業を含めた関係者が共通認識を持つ。
  *ユーザー企業及び素形材企業が各種の取引ガイドライン等の内容を社内で周知徹底する。不健全な取引慣行の排除に向けたベスト・プラクティスを素形材業界で情報共有する。

5.自らの仕事をもっと世の中に発信する
 *素形材製品は一般の消費者に認識されることは少ないが、素形材製品無しでは国民生活は成り立たない。素形材産業の重要性を広く国民に理解してもらい、素形材業界の活性化につなげるため、産学と共同して自らの取組等について情報発信する。

6.海外市場を取り込み「グローバル企業」を目指せ!
 *国内にしっかりとしたものづくりの現場を維持した上で、旺盛な海外需要の確保を目指した海外展開を行う。
 *目立たない製品に特化しつつも、自社の定める製品市場において、グローバルに活躍できる素形材企業(=グローバル・ニッチトップ企業)を目指すべき。

第3章 素形材産業が強くなるために(それぞれの関係者に求められる取組)
(※主な取組は、以下のとおり。)
【素形材業界の取組】
 *第2章で示された方向性を着実に実施する。また、そのためには、企業が健全経営を行い、収益を確保できるようにする必要があり、企業の整理・統合を進め、相応の規模を有する企業を残し、素形材業界の低収益構造を改善することが必要。今回の新素形材産業ビジョンを基にそれぞれの業界がより精緻で実用的なビジョンの策定・改定を行う。
【政府の取組】
 *?地域経済活性化支援機構や?産業革新機構などによる支援を活用して、素形材業界の再編・淘汰、企業の統廃合を通じて、我が国素形材産業の競争力強化に取り組む。
 *企業の技術力を高めるための予算・税制支援を引き続き実施するとともに、業界横断的な技術テーマについてはナショプロの立ち上げを積極的に行う。
 *我が国における素形材分野の人的資源を増加させるため、素形材分野に強い大学等をいくつか選別し、学部生・大学院生の教育、若手教員の養成、産学連携等が活発化するような拠点化作りを支援する。
 *不健全な取引慣行の排除に向けて、「素形材産業取引ガイドライン」(平成20年12月)の改定を行う。
 *海外展開支援のための「素形材産業海外ミッション」を引き続き行う。また、独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)や独立行政法人中小企業基盤整備機構の行う海外展開支援事業について、素形材企業にもその活用を促す。
【学界の取組】
 *我が国素形材企業の技術レベルの向上や、素形材分野における科学的・技術的な知識の蓄積を図るため、素形材企業や関連団体との共同研究や人材育成事業等を積極的に実施する。
【ユーザー企業の取組】
  *ユーザー企業は素形材企業との共同研究を引き続き実施する。また、素形材企業に対してユーザー企業が求める具体的なニーズをより積極的に問い掛ける等によって、素形材企業との連携や協働を深める。
 *素形材中小企業に対して「下請企業」という言葉を使わず、不健全・不公正な取引を行わないよう社員教育を徹底する。
【その他の取組】
 *金融機関は、素形材企業への融資に当たっては事業評価に基づく与信に努め、業界全体の経営健全化を後押しするとともに、M&A のための情報の提供など、業界再編や競争力強化のための支援を行う。また、マスコミ等報道関係者は、素形材産業の重要性について国民の理解が深まるよう、適切に情報提供を行う。

<「新素形材産業ビジョン」全文>
http://www.sokeizai.or.jp/japanese/vision/images/shinsokeizai_vision201303.pdf


             ★☆・・情報ファイル・・☆★


■1)経済産業省 素形材産業室

  「新素形材産業ビジョン」セミナー開催(東京・大阪)
    〜我が国のものづくりを支える素形材産業、
             今後の目指すべき方向性を考える〜

 「新素形材産業ビジョン」セミナーを東京、大阪の2ヶ所で開催いたします。東京では、まず「新素形材産業ビジョン」の内容説明とそれぞれの分野の方々とのパネルディカッションを行うこととします。大阪では、「新素形材産業ビジョン」の内容説明と特別講演です。

【東京会場】
・日 時 平成25年 5月20日(月) 13:40〜17:00
・会 場 機械振興会館 大ホール(地下2階)東京都港区芝公園3丁目5番8号
・プログラム
 (1)基調講演 「新素形材産業ビジョン〜今後の目指すべき方向性を考える〜」
             経済産業省製造産業局素形材産業室長補佐 菊田 逸平
 (2)パネルディスカッション(含む会場質疑)
   *コーディネーター 
    経済産業省製造産業局素形材産業室長 田中 哲也
   *パネリスト
     東京工業大学 名誉教授 吉川 昌範
     (一社)日本鋳造協会 会長 木村 博彦
     (一社)日本金型工業会 会長 牧野 俊清
     (株)日本製鋼所 専務取締役 村井 悦夫
     東京大学生産技術研究所 教授 柳本 潤
・交流会
・定 員 200名(申込順に受け付け、定員になり次第締め切ります)
・参加費 無 料
・申込方法
 申込書 http://sokeizai.or.jp/japanese/seminar/document/manage_vision_seminar_1305.doc
 に所要事項記入の上、FAX(03-3434-3698)
 メール(keiei@sokeizai.or.jp)にてお申込み下さい。
・申込締切 平成25年 5月15日(水)

【大阪会場】
・日 時 平成25年 5月23日(木) 15:00〜17:05
・会 場 大阪コロナホテル 別館2階 200A・B 大阪市東淀川区西淡路1丁目3番21号
・プログラム
 (1)基調講演 「新素形材産業ビジョン〜今後の目指すべき方向性を考える〜」
                経済産業省製造産業局素形材産業室長補佐 菊田 逸平
 (2)特別講演 「日本企業の新興国市場戦略と素形材産業の将来」
               東京大学ものづくり経営研究センターディレクター
                          /大学院経済学研究科教授 新宅 純二郎
・参加要領
・定 員 100名(申込順に受け付け、定員になり次第締め切ります)
・参 加 費 無 料
・申込方法
 申込書 http://sokeizai.or.jp/japanese/seminar/document/manage_vision_seminar_1305.doc
に所要事項記入の上、FAX(03-3434-3698)又はメール(keiei@sokeizai.or.jp)にてお申込み下さい。
・申込締切 平成25年 5月20日(月)

■問合せ先 一般財団法人 素形材センター 企画部
           電話:03-3434-3907 FAX:03-3434-3698
           E-mail: keiei@sokeizai.or.jp

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■2)国土交通省
 (リコール)
  平成23年度自動車のリコール届出内容の分析結果

 国土交通省では、自動車の設計又は製造ミスの防止並びにリコール対象車の回収・修理の適切な実施に資するため、リコール届出内容とその傾向を分析し、その結果を公表しています。
 この度、平成23度の分析結果がまとまりましたので、公表しました。
<リコール届出内容の分析結果>  http://www.mlit.go.jp/common/000994414.pdf

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■3)インクス
   社名「SOLIZE株式会社」に変更
 
4月1日、INCSはSOLIZE(ソライズ)へ社名変更した 。SOLIZEのSOLはラテン語「太陽」を意味し、太陽のような情熱とエネルギーを
表している。これに変化を表すIZEを加えたSOLIZEには、人が「達成したい」と思う情熱を「実現する」という想いを込めている。
http://www.solize-group.com/?mailmag

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■4)日本金型工業会
   
『INTERMOLD2013/金型展2013/金属プレス加工技術展2013』
      ★ 各種併催事業 ★

・日 時:2013年4月17日(水)〜20日(日) 10:00〜17:00
・会 場:東京ビッグサイト
・主 催:(一社)日本金型工業会/INTERMOLD・金型展
      (一社)日本金属プレス工業協会/金属プレス加工技術展

事前来場登録はこちら
→→→ http://www.intermold.jp/regist/beforehand/

−−−★ 各種併催事業 ★−−−
◆(一社)日本金型工業会
「第5回学生金型グランプリ 〜学生が製作した金型・成形品を展示!〜」
http://www.intermold.jp/visitor/grand_prize/

「3D単独図 金型工程連携ガイドライン
http://www.intermold.jp/seminar/jdmia/

「ジャパンブランド・デザインコンペ〜キッズデザインを商品化する〜」コンペ結果発表
金型メーカーと工業デザイナーが連携し、真の「ジャパンブランド」商品を
国内で開発・製造する取り組みについて
http://www.intermold.jp/seminar/jdmia/2/

まんてんプロジェクト ※最新航空機ビジネス情報
「超音速ビジネス機への挑戦 〜人のモビリティ・イノベーション〜」
http://www.intermold.jp/seminar/sp/4/

◆一般社団法人自動車部品工業会
「自動車の環境問題・安全問題」
http://www.intermold.jp/seminar/sp/2/

「自動車部品企業の海外展開、これからの課題と対応」
http://www.intermold.jp/seminar/sp/1/

◆ブラジル金型工業会講演会およびビジネスミーティング
http://www.intermold.jp/seminar/sp/5/

◆『海外バイヤー商談会』の紹介
主催:日本貿易振興機構(JETRO)
ジェトロでは、本展示会の開催に合わせて、わが国の優れた金型・金型部品メーカー、金属プレス機械メーカーとの商談を希望する外国企業を招へいし、会場内にて商談会を開催します。海外販路拡大を検討されている皆様、是非、本商談会にご参加下さい。

◎詳細はこちら→→→ http://www.jetro.go.jp/events/item/20130326050/