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「第1回ものづくり日本大賞」決定
内閣総理大臣賞・経済産業大臣賞等82件453名が表彰される     

 政府は昨年、新たな総理大臣表彰制度として「ものづくり日本大賞」を創設したが、第1回ものづくり日本大賞の受賞者は、審査の結果、8月2日に別紙発表資料が発表された。
 なお、経済産業大臣賞及び特別賞の表彰式・祝賀会は、8月3日(水)東京プリンスホテルにおいて開催する予定。
 内閣総理大臣賞の表彰式・祝賀会については、8月4日(木)総理官邸において行う予定。また、優秀賞については、別途各地方経済産業局において表彰式等を行う。
 第1回ものづくり日本大賞受賞者は、内閣総理大臣賞、経済産業大臣賞、特別賞、優秀賞等82件453名が表彰された。
 この中で内閣総理大臣賞は25件(59名)、この内経済産業省関係は、6件(30名)、国土交通省関係が7件(17名)、厚生労働省関係が10件(10名)、文部科学省関係が2件(2名)となっている。
 経済産業省関係は453名が表彰されるが、内閣総理大臣賞として、
1)国内繊維産業の復活を目指す「世界初」の「多品種小ロット織物生産システム」  株式会社片山商店(片山 象三他9名)
2)知能ロボットによる長時間連続機械加工システム
               ファナック株式会社(山口 賢治他3名)
3)世界初エジェクタサイクルの開発・実用化
          株式会社デンソー(武内 裕嗣他9名)
4)水族館の概念を変えたアクリルパネル製作技術の開発
               日プラ株式会社(中條 利史)
5)伝統的毛筆製造技術を応用した新製品”化粧筆”を開発・提案し、国内外に新市場を開拓    株式会社白鳳堂(郄本 和男) 
6)金銀箔粉の伝統的な製造・表面処理加工技術を活かした導電塗料用銅粉の開発    福田金属箔粉工業株式会社(梶田 治他3名)
以上6件が選ばれた。
http://www.meti.go.jp/press/20050802002/050802monosori.pdf

 また、経済産業大臣賞としては、
1)アルミダイカスト低圧化技術確立による生産革新                         (アイシン軽金属株式会社)
2)硫安フリーのカプロラクタムプロセスの開発とその工業化
                    (住友化学株式会社他)
3)プロセステクノロジーを用いた金型生産工程の熟練レス化
           及び超短納期化の実現(株式会社インクス)
4)世界初の大型液晶パネルから液晶テレビまでの一貫生産を実現したシャープ亀山第1工場建設稼動 (シャープ株式会社)
5)創意工夫で医療と福祉に大きく貢献、装着効果を極限まで追求した画期的な関節装具 (株式会社佐喜眞義肢)
6)光触媒技術の開発、多機能タイル・塗料・建材への応用、ライセンス事業 (東陶機器株式会社他)
7)「老朽化した下水道管」を、下水を流しながら新管同等に蘇らせる管路更生工法の開発 (足立建設工業株式会社他)
8)高度の耐久性と摩擦特性を兼ね備えたオートマチック車用新規クラッチディスクの開発 (株式会社ダイナックス)
9)世界初・ボタン形酸化銀電池の無水銀化技術開発と商品化
             (ソニーエナジー・デバイス株式会社)
10)廃材ゼロの卓上超小型射出成形機の開発  (新興セルビック)
11)ハイブリッド自動車搭載VR形レゾルバシステムの開発および製品化 (多摩川精機株式会社)
12)直接変換型フラットパネルX線センサの開発
(株式会社島津製作所他)
13)泡盛の黒麹菌が生成するクエン酸が主成分の疲労回復に効くもろみ酢の製造技術 (株式会社石川酒造場)
14)航空機内装用FRPに対する金属溶射と漆芸技術を組み合せた耐火性を持つ美観表面処理 (株式会社坂本乙造商店)
15)日本の伝統的技術を駆使して業界トップクラスの表面実装機を作り上げた                (アイパルス株式会社)
16)ゲージづくりの伝統技術であるラッピングの技術を応用した超精密割出台の開発 (株式会社第一測範製作所)
17)和裁士の職人技を使った仕立システムの開発
              (オープンアイシステムズ有限会社)
以上17件 85名が選ばれた。

詳細は経済産業省ホームページを参照。この他特別賞 (6件 25名)、優秀賞(59件 343名)も発表された。
 http://www.meti.go.jp/press/20050802003/050802monokeizai.pdf