情報ファイル                     


○1)商経機械新聞
 2006年2月2日(木)
http://www.shoukei.co.jp/kikai/index.html
 <トップニュース>
・海外向け工作機械需要拡大続く
・昨年初の6000億円超え
・中国向け9年で3倍、シェア15%
・北米向けも回復、5年ぶり2000億円台
・アジア向け40%と絶好調 4年連続のトップ
 日本工作機械工業会(会長中村健一氏)がまとめた2005年の工作機械外需受注額は、前年比9.4%増の6165億円と、2年連続で最高額を更新するとともに、初の年間6000億円超えを達成した。アジア、欧、米の3極とも増加したが、とりわけ北米が15.8%増と回復したのをはじめ、東アジア・その他のアジアを含めたアジア合計額は2453億円で、シェア39.8%と卜部の33.7%を抑えて4年連続でトップをキープ、経済成長率の高さを反映している。このすう勢は今年も続くとみられており、欧州の景気が本格的に上向けば世界の工作機械市場はさらに拡大の可能性がある。


○2)森精機製作所

   高剛性・高精度CNC旋盤受注開始

 森精機製作所は、高剛性・高精度CNC旋盤 “NL3000/2000, NL3000/3000” の受注を2月1日から開始した。
 今までワークサイズが長く対応できなかった建機や印刷、電機業種等多くのユーザーから従来比4倍のミーリング能力を持つNLシリーズでの加工を望まれていた。これら要望に対応すべく開発を開始、大径長尺加工対応機種のシリーズ化を実現しました。 
“NLシリーズ”は2004年のデビューから累計3,400台の受注を頂き、2005年度は月産200台生産を行っている商品。現在、“NLシリーズ”には6種類のシリーズがあるが、新たにNL3000に最大加工径φ420、最大加工長さ2,123mmと3,123mmのバリエーションを追加した。 
価格は\23,700,000 (NL3000/2000),\27,100,000 (NL3000/3000)。

問合先:㈱森精機製作所 管理本部 マーケティング戦略
   マーケティング戦略課販売企画TM
tel052−587−1827 fax:052−587−1833
e-mail:2005122@moriseiki.co.jp


○3)インデックス

金属プレス抜きカス除去装置発売
  世界初「無電源」プレス機の動きを活用
          ランニングコスト ゼロ 省エネ

 金型部品メーカーのインデックス(川口市、春山昭吉社長)は、自動車部品メーカーの松本工業㈱が開発した、金属プレス部品を加工する際に発生する抜きカスを、効率的に金型内から排出する装置「ピクシー」を2月から発売することになった。
 プレス金型の上型下型に取り付け、上下運動を特殊な装置で水平運動に転換し、カスをはじき飛ばす。プレス機の動きを使うため、新たな動力源は不要。空気圧で吹き飛ばす手法と比べ、経費の削減が図れる。
 プレス加工では金属の板を上下から金型内で挟み込んで打ち抜き、形状を整えるが、この際打ち抜いたあとのカスが発生する。金型内に留まったままだと、製品に「打痕」と呼ばれるキズとなり不良品の原因となる。
 新装置「ピクシー」は上型下型の金型にそれぞれ取り付けるユニットで構成され。挟み込む上下運動に伴い双方のユニットがかみあい、下部のユニットが金型の下に設置した受け皿を水平方向に動かす。この動きで落ちてきたカスを金型内からはじき出す。プレス機が200トン以下の中小プレス機での使用を想定している。
 現在は主にコンプレッサーを使った空気圧で飛ばしたり、人手でかき出すなどの手法が使われているが、経費削減や作業効率の障害になっていた。生産工場の現場が開発の原点である。「ピクシー」の価格は4万8千円で、受け皿などは別売り。年間3億円の売り上げを見込む。

【問い合わせ先】

技術と製品と知恵をコーディネート
株式会社インデックス
代表取締役 春山昭吉
E-mail haruyama@index-j.co.jp
URL http://www.index-j.co.jp